
企業タイアップによって誕生したウルトラ戦士=ウルトラマンゼアスの活躍を描く『ウルトラマンゼアス』とその続編『ウルトラマンゼアス2/超人大戦・ 光と影』。中島信也が監督した第1作は、CMの鬼才らしい賑やかな映像と、円谷プロの特撮技術、さらにとんねるずの出演によるコメディー色の強化という要素がジャスト・リンク。万人向けのエンタテイメントになった。小中和哉監督が手がけた第2作もコメディータッチではあるものの、強敵ウルトラマンシャドーに勝つために特訓を重ねるゼアスの姿と、いじめられっ子の少年をダブらせて描くという正攻法が決まった傑作。とりわけ『ゼアス2』のウルトラマンシャドーのキャラクターは、後のTVシリーズ「ウルトラマンティガ」に登場する名敵役イーヴィルティガのヒントとなり、その脚本を小中監督の兄である小中千昭が書いているあたりがおもしろい。(斉藤守彦)
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